天然記念物御油の松並木
 

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東海道でこれだけの松並木が残っているのは貴重です。ただ、道路が舗装されて車が通っているのは残念ですが。

御油の宿場には本陣、脇本陣以外に、一般の旅人が泊まれる旅籠だけで62軒もあり人・人・人・馬・馬・馬で宿場が埋まったと言います。
また、東海道線が開通した時は現在の御津駅を御油駅としましたので、これだけで御油の繁盛がわかります。


 赤坂側よりの松並木
 
 

 立派な松並が続きます。
 ここで弥次さん喜多さんが狐に化かされまし
 た。江戸時代は両側が森になっていて薄暗
 かったそうです。

 左奥は竹林でしたが、公園作りが進み
 明るくなりました。狐に化かされることは
 なくなりました。

 御油の松並木は1604年徳川幕府の道路政策として、家康の命を受けた奉行の大久保長安が植えたもの。
 江戸時代には松並木が保護され、病虫害や風水害によって立ち枯れ・倒木した場合でも勝手に処分はできなかったそうです。
 参考文献 豊川市の歴史、豊川の歴史散歩

 
  
 松並木資料館
 小さな資料館に
 浮世絵や江戸時代
 の旅グッズ御油宿
 の復元模型などが
 展示してあります。
 入館無料

 東海道開設期の松の切り株が資料館前に
 飾ってあります。樹齢380年です。でかい!
  松並木資料館位置略図(新御油橋北)